伊豆半島の送迎付き日帰りダイビングツアー

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器材のオーバーホール

器材のオーバーホール

ここでは、器材のオーバーホールについてお話をしていきたいと思います。


既に器材を持っている方やこれから器材を買おうと考えてらっしゃる方のお役にたてればと思います。

決して安くはないダイビング器材。購入される時に説明を受けている内容と重なると思いますが、今回は写真や経験談など含めて、オーバーホールの重要性について説明できればと思います。

 

ダイビング器材(道具)のオーバーホールとは・・・
オーバーホールという言葉は、時計やパソコン、車などでも使われている言葉なので、ご存じの方が多いと思いますが、ダイビング器材にも安全に潜る為にオーバーホールが必要となります。


お預かりした状態を確認して、①分解②洗浄③乾燥④毎回交換が必要な消耗品を交換(その際、経年劣化しているものも交換します。その場合は、別途料金が追加されますので、お客様に確認のご連絡をします。)⑤組立て⑥調整します。

オーバーホールが必要となるダイビング器材は、重器材のレギュレーターとBC(BCD)になります。

年に1度、または100ダイブに1度が推奨されています。
(1年に20ダイブの場合、5年に1度ということではありません!)

さて、
なぜオーバーホールが必要なのか?

まずは、この写真は実際にパーツを交換した物です。パーツ効果交換部品は、各メーカー、各品目によって決まっています。毎回交換するものです。
オーバーホールを怠ってしまうと、水中でトラブルが起きてしまいます。
 

上記の写真は、それぞれ違うメーカーのレギュレーターの交換が必須な交換パーツです。

これだけのゴム製のOリングという物等を交換します。小さなパーツばかりですね。

では、
オーバーホールを怠って起きてしまうトラブルとは…


もっとも分かりやすいOリングのお話をしましょう。
ダイバーの方なら皆さん、Oリングはいつも目にしていますね。
シリンダー(タンク)とファーストステージを接続する部分についている、あの黒い輪っかがOリングです。
セッティングするときに、Oリングが劣化していないか確認しましょう!と教わったかと思います。
Oリングが劣化していると空気が漏れてしまいます。
また、カメラを水中に持っていくカメラケース(ハウジング)にもOリングが付いていますね。水中に持っていく前にカメラ水槽にカメラを入れて空気が出てこないかをチェックします。これもOリングのチェックです。Oリングが劣化していたり、ほこりなどの異物が挟まっているだけでも空気が出て=そのままの状態で潜ってしまうと水没してしまいます。
レギュレーターでは、ほこりが挟まっていることはないとしても、劣化はします。ゴムですから。その為、定期的な交換が必要となります。それを怠ると、空気が漏れてしまいます。『空気が漏れる=エアが減る』意図としないでエアが消費していくのは避けたいですよね。

次にわかりやすいのは、ホースですね。
ホースやホースのOリングの劣化で、最もひどいのは破裂です。
例えば、ごく稀ですが、ダイビングスポットでの陸上で「パァーーーン!!!!!」という音を聞いたことありませんか?
ホースが破裂した音です。恐らく、ずっとシリンダーを開けたままにしていたのでしょう。すぐに潜らない場合は、必ずシリンダーは閉めておきましょう。※パージボタンを押して、ホースに残っている空気を逃がして圧をとること。
シリンダーの開けっ放しはホースに圧がかかっている状態で負担をかけてしまいます。シリンダーを開けるのは、セッティングの時の確認や、残圧確認の時に開け、あとは潜る時です。

基本的には、水中では吸っているので(空気が出ている状態)破裂する!!なんてことは、ほとんどないでしょう。
ですが、お恥ずかしい話…私は経験してしまいました。
エントリーしてすぐ(水深3mぐらい)だったので、一旦エキジットして、レギュレーター交換をして、事なきを得ましたが…
破裂した時、後頭部を金属バットで殴られたような…星がキラキラと…痛さが走りました…
一瞬、手加減をしない(;_:)仲のいいガイドさんのいたずらかと思いましたが(笑)すぐにホースが破裂したことに気が付きました。そのあとは、しばらくむち打ち状態に…
私には経験値を上げるいい経験でした(^_^;)が皆様はこんなことはないと思いますが皆絶対経験しないように!

ホースの破裂は一気に空気が減ります。
水中でのホースの破裂はないにしても、潜る前は大丈夫だったのに、エントリー後にホースやホースの根元から嫌な感じぐらいに空気が漏れることはあるかもしれません。
ガイドしていてそのような経験をしました。その時は水中でお客様の器材と私の器材を交換して、引き続き、楽しんでいただきました。講習での器材脱着のスキルが役立ちました(笑)

 

上記の写真のようになっている場合は、交換をオススメします。
またホースの交換時期の目安は、メーカーや使い方、保管の仕方でも異なりますが、
2年~5年の交換を推奨しています。

 

BCのオーバーホールを怠ってしまうと…
勝手にBCに空気が入って膨らんでしまったり…逆に、空気を入れても抜けてしまうとか…

『水中でBCに勝手に空気が入ってしまう』
これも講習の時に、練習しましたね。このようになった場合はインフレーターホースを外しましょう。そのあとはオーラル(口からの給気)で浮力をコントロールしましょう。

『空気が入らない、抜けてしまう』
これももちろん、水中で起きても対処方法はあります。まずは落ち着いて、ガイドに伝えましょう。ガイドや経験豊富なバディが対処してくれます。皆さんは、何が起きても、まずは落ち着くこと。落ち着けば対処できることばかり。それがダイビングです。それが一人では潜らないというルールがある理由です。

このように、ダイビングはトラブルが起きても、ルールを守っていれば、落ち着いて対処できるものばかりです。
ですが、そういうトラブルは避けたいですよね。
楽しく潜る為にも、他のダイバーさんに迷惑をかけないためにも。
その為にも、ダイビング器材のメンテナンスはしっかり行いましょう。
 

では、次に見れば、やらなきゃ!!!とわかる写真です。

順に、1年目でのオーバーホール、2年ぶり、3年ぶりと順を追ったものです。

1年目

1年目

2年ぶり

3年ぶり

ダイビング後の洗い方や保管方法によっても差はでてくるかと思いますが、内部までは洗えないので、このような状態になってしまうことがあります。

これは塩や錆、またはカビていることも!?
この青っぽくなっているのは、緑青(ろくしょう)といわれているものです。
これをそのまま放置していると、金属が腐食してメッキが剥がれる原因となり、器材の寿命を縮めてしまいます。

また、これらはダイビング本数に比例しているものではありません。年に数回であっても時間と共に腐食は進んでいるものです。

ダイビング器材のオーバーホールは安全の為にもですが、命を預けるダイビング器材を大切にする為にも、定期的にメンテナンスをしましょう。

そして、定期的に潜りましょう。

 

また、補足ですが、ネットなど安易に安くダイビング器材をご購入される方もいらっしゃいますが、結局、知識がなく1年しか持たなかったということもあります。それだけで済めばまだいいのですが…
命を預けるダイビング器材はしっかり知識のある方から購入してくださいね。

料金:オーバーホール工賃(税込)

・レギュレーター(1st&2st)・オクトパス ・ゲージset 11,000円
・インフレーター(インフレータータイプで異なります) 2,750円~

※別途、交換パーツ費用がかかります。

その他、交換パーツ費用はメーカーによって異なりますので、お問合せ下さい。
また、メーカーによってはワランティカード保証(提出要)があり、交換パーツが無料のものもございます。

ツアーの詳細

海友のダイビングツアーをご紹介します。

前回のダイビングから期間が空いている方や、他のお客様と一緒に潜るのが不安な方は、リフレッシュコースにご参加ください。

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