伊豆半島の送迎付き日帰りダイビングツアー
ダイビングショップ 海友-umitomo-
〒252-0812 神奈川県藤沢市西俣野392-15
TEL&FAX: 0466-51-0073
MAIL: info@umitomo725.com
講習の時にチェックした適正ウエイトで潜っているなら、必ず潜降できるはずです。
潜降するときの自分の様子を思い出してみてください。
しっかりBCの空気が抜けていますか?空気は上に上がります。左肩から抜く場合は、左肩に空気が集まるイメージで体勢を整えてください。焦らないように、しっかりBCから空気を抜くようにしましょう。
また、バランスを取るために足が動いていませんか?
水面で直立に立っていて、足がバタバタと動いている場合、フィンキックをしているのと変わらない状態になってしまいます。無意識に動いているので、意識してあげないと止めることができません。あえて、足を交差させるなどして、一度、意識してあげてください。
最終兵器は、
BCの空気をしっかり抜いて息を吐いて、直立に立ったまま、一度大きくフィンキックをしてみてください。そうすると、一度、上に飛び上がって落ちて、その落ちた勢いで潜降するものです。オーバーウエイトでやってしまうと潜降スピードをコントロール出来ずに、耳を傷めてしまう可能性があるので、気をつけてください。
潜降は基本、フィートファーストで足からの潜降ですが、たとえば、10m以上の深さをずーっと足を下にして潜降するのではなく、2,3mも潜降すれば、あとは体勢を変えて潜っていきましょう。この時にバタバタしちゃうとまた浮いてしまうので、焦らずゆっくり・・・
最初のうちはエアの減りが早いものです。
それは慣れていないので呼吸が早くなったり、BCの操作も慣れていないので何度も排気したり給気したりと無駄にエアを使ってしまうからです。これは慣れてくればクリアできます。
ですが、オーバーウエイトで潜っている場合は、肺でのコントロールが難しくなってしまいますので、これもまた適正ウエイトで潜るよりは無駄にエアを使ってしまいますので、楽に潜降したいからといってウエイト量を増やすのは避けましょう。
またオーバーウエイトで潜っている場合も、エアの消費は早いですね。深場に行ったときに特に感じますが、適正ウエイトで潜るより遥かにBCに給気する空気の量が多くなってしまいます。
呼吸方法は、慣れて意識できるようになれば、滑らかに呼吸できるように意識してみてください。滑らか?というのは細いストローでゆっくり吸って吐くというイメージでしょうか。これは中性浮力のスキルでも必要となってくるので、挑戦してみてください。余裕がないうちにいろんなことをするのではなく、1本1本のスキルアップを目指して、自分に課題を与えて、潜るようにしてくださいね。もちろん楽しむことを忘れないように!
これも初心者の方にありがちですが、そのまま自分が止まっていないことに気づかず、100本以上潜られている方もいらっしゃいます。それは、言われないと気がつかないのかもしれません。水底に着底しないために動き続けているのかもしれません。何故、動き続けるのか?沈まないように動いているのです。もう癖になっちゃってる方もいらっしゃるかもしれません。潜っている間ずーっと動いているので、とても疲れます。ダイビングは本来まったり潜れるポイントであれば、疲れません。しっかり中性浮力が取れていれば、無重力の世界に浮いているだけなのですから。
じゃー着底すればいいの?それも違います。
水底には、ソフトコーラルの等のサンゴがあってり、生物がいたりします。上手く擬態しているので気がつきません。砂地の場合も砂の中に隠れている生物もいれば、砂地に巣を作って生きている生物もいます。なので、砂地であっても着底せずに中性浮力で止まっていられるスキルを身につけましょう。難しい時は、指や指示棒などで1点だけを岩などに当てて固定するという手段もあります。
海の中は、あくまでも私たちはお邪魔しているということを忘れずに、海を荒らさないように気をつけましょう。
どんなダイバーになるかは皆さんが決めることです。
まだ、あなたが初心者で中性浮力のことを意識しているなら、とても自然に優しいダイバーになれるでしょう。
なぜなら、ベテランと呼ばれる方でさえ、もしかしたら、インストラクターやガイドでさえ、中性浮力が取れていない方がいらっしゃるかもしれません。動いている時は沈まないので、気が付かないのです。また安全停止などで止まる時は中性浮力を意識しているので、止まれる訳で。中性浮力は意識しなくてもできるようになると素敵ですね。
中性力を取るためのポイントは
①呼吸方法
息を吸えば、肺が膨らみ体が浮き、吐けば肺が萎み沈むといった感覚は分かりますね。しかし、吸った瞬間から浮くのではなく、浮くまでに少しのタイムラグがあります。そのタイムラグを利用します。息を吸って少ししてから体が浮き始めます。その時には息を吐いています。今度は体が沈みだす時には、息を吸っています。このようにタイムラグを利用します。そして、文章でお伝えするのは難しいのですが、細いストローで空気を吸うようなイメージで画像のような呼吸を意識してあげることで、差が小さくなり、上下しないようになります。
②適正ウエイト
中性浮力で大きく関わってくるのが、適正ウエイト量です。適正ウエイトであれば最低限のBCの浮力コントロールだけで微調整は呼吸(肺)でコントロールが取れやすくなります。
⇒適正ウエイトの重要性
③姿勢
まずは、流線型で中性浮力が取れるように練習しましょう。
④深度変化による浮力のコントロール
深度変化によって、BCの浮力コントロールをしましょう。
中性浮力を取ることを、無意識にできるようになるのは日々の経験かもしれません。意識をして出来るのであれば、体が覚えてくると無意識にできると思います。最初はどんな時も中性浮力が取れるように意識してみてください。
砂を巻き上げてしまう一番の原因は水中での姿勢です。足が下に下がってフィンキックをしていると、水流で砂を巻き上げてしまいます。オーバーウエイトの場合、足が下がってしまいますので、ここでもやはり適正ウエイトが大事だということが分かります。
オーバーウエイトだと足が下がってしまう理由は、
沈むからBCに空気を入れますよね。BCは上半身にあります。空気を入れれば入れるほど、上半身が起きてしまいます。その為、立ち泳ぎのようになってしまいます。夏場の団体さんチームで目に入るのですが、皆さんが同じウエイトを分け与えられています。ダイバーであるなら、インストラクター任せにするのではなく、しっかり自分で「私は〇㌔です!」と伝えましょう。
適正ウエイトでしっかり流線形をとりましょう。流線形を意識するあまり、ずっと下を見てしまいがちです。お魚と同じ目線で泳げるのもダイビングの醍醐味です。前を見て、大海原を楽しみましょう。